ホーム            次へ

マタイの福音書2章1節〜12節 (聖歌135番)
2:1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれに
  なったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こ
  う言った。
2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりま
  すか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまい
  りました。」
2:3 それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と
  同様であった。
2:4 そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、キリスト
  はどこで生まれるのかと問いただした。
2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこ
  う書かれているからです。
2:6 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、
  決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者
  が、あなたから出るのだから。』」
2:7 そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現
  の時間を突き止めた。
2:8 そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のこと
  を詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むか
  ら。」
2:9 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で
  見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行
  き、その上にとどまった。
2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
2:11 そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、
  ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を
  贈り物としてささげた。
2:12 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたの
  で、別の道から自分の国へ帰って行った。